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2024/02/22 14:23
「保障付き四種便」とは?
植物を送るための特別な配送サービス「四種便」。配送料がとても安いので植物愛好家の間で良く使われていますが、あいにく「普通郵便」扱いのため追跡番号もなく、紛失等の事故が起きてもまったく保障がないのが最大の難点です。なので園芸店などのプロショップでは四種便に対応していないか、していたとしても「事故でも保障はありません」とか「自己責任で」と注意書きしているのが一般的です。
PUKUBOOK SUCCULENTSでもこれまでそのようにしてきましたが、今後は、四種便でも保障させていただきます。堂々と「保障する」と宣言している植物ショップは日本初じゃないかと思いますがいかがでしょうか?(うちはもっと前からやってるよ!とか、やってるとこ知ってるよ!とかあれば教えてください)
肝心の保障内容と適用条件
四種便送料380円。四種便速達送料580円。
今まで通りの料金のまま「保障制度」をプラスします。
四種便、四種便速達で配送時に、届かなかったり、潰れてダメになってしまったとしても、その商品代金や配送料を補填させていただきます。
・ご注文の商品と同等の商品がある場合は、それをお送りします。
・大きさや、色柄が同等とは言えないもので代替させて頂く場合もあります。
・在庫がまったくない場合は、商品金額相当の「クーポン」にて返還とさせていただきます。
・ご注文の品のすべてが代替できない場合は送料もご返還いたします。
・以前に保障させていただいた方への2回目の保障はお断りさせていただくことがあります※
・最大の保障金額は、ご注文の商品と送料の合計(お支払い金額)までとさせていただきます。これには、コンビニ決済手数料や銀行振込手数料など、BASEシステム上に計上されない金額は除外させていただきます。
「紛失」と認定させていただくために、以下の対応をお願いします。
・発送後9日以上経過しても届かないこと(月曜日発送の場合、翌週の水曜日)
・お近くの郵便局に「配達持ち戻り/預かり」の荷物がないか確認すること(最寄りの郵便局ではなく、大型の局で預かっていることもあります。ふだんの再配達の受け取りができる局にお問い合わせください)
・郵便局に調査依頼をすること(→ https://yubin-chousa.jpi.post.japanpost.jp/omoushide/top.do)
・以上の結果をお問い合わせにてお知らせください
・代替品の発送は、ご注文の初回発送日の2週間後とさせていただきます。それまでに見つかりましたらご連絡ください。
「紛失」ではなく、「破損やジュレ」についてはゆうパックと同様に保障対象です。まずはご相談ください。
※1回事故が起きたら四種便は使うな!ということではありません。確率的に同じ人に2回も事故が起こることは考えにくいからです(なので「1回起きたからもう起きないはず!」くらいの心づもりでOKかと思います #理系人間とは思えない発言)。もちろん「そこの郵便局員さんが飛び抜けてドジっ子」ということも捨てきれないので事情は考慮します😅
どうして四種便の保障をするんですか? どうしてできるんですか?
いちばんカッコよく言うと、結局「保障できません」なんて言えなかったんです。今回実際に「届かない」というお知らせを受けたとき、まずは「だから言ってるのに……😅」と頭によぎりました。ただ、悲しんでいる方に「残念でした」なんて言えます? ぼくには無理でした。
そもそも「事故」って、誰の身に降り掛かってくるかなんてわからないじゃないですか。たまたまその人の荷物が事故ってしまいましたが、たまたま届いていたあなたの荷物やときどき利用してるぼくの荷物が事故っていた確率も同じだけあります。同じ四種便なのに、Aさんは届いて、Bさんは丸損なんて、ちょっと世の中、不平等すぎると思いません?
実は世の中にはそれを防ぐ仕組みがあります。「保険」とか「共済」というものです。誰に起こるかわからない事故が起きたとき、1人が丸損するんじゃなくて、全員がちょっとずつ損をすることで事故った人を救済する仕組み。「共済」は「みんなで助け合う」っていう意味なんですよね。まさにそんなイメージです。
#なので「保険金を払うばっかで損した」なんて思っちゃダメですよ。「払うばっか」ということは不幸が起きてないっていうこと。「ちょっとの損」は「幸せ」の証です。(保険は掛け捨て派)
実は PUKUBOOK SUCCULENTS ではこの考え方を最初から取り入れていました。それが「四種便送料380円」という制度です。四種便は安いと72円で遅れるんですが(高いと500円超えますが)、それでも380円。平均すると100円ちょっと余分にもらっている金額です。これにはもちろん梱包費や宛名などをアナログ対応する経費がメインですが、ちょっとだけ「保険金」という役割も含めていました。このお金を適切にプールしておけば、事故が起きたときの保障費用に充てることができるはず。
今までそれを明言していなかったのは、本当に全額保障できるかどうかわからなかったからです。ただ今回、実際に事故が起きてみて、今までの配送実績と照らし合わせて「行ける!」と思い至ったという次第です。
もちろんこれは暫定的な措置です。ふつう、保険金は事故率が上がると高くなります。最近郵便局がキャパオーバーなのか事故率が高めな気がしていますが、これが今後も続いたり、事故率が上昇するようだと、四種便送料の見直しも考えるかもしれません。
「安心安全四種便」と宣言することは「じゃあ四種便でいいや」と思う人が増えることになるかと思いますが、それはやっぱり個人的には本望ではありません。万一のときの保障はしますが、同じものが手に入るとは限りませんし(特に「セット商品」や「ガチャ」、「1点限定品」や「選べる商品」は同等のものを再送することはほぼ不可能です)、代替品が届くまでかなりお時間がかかります。やっぱり「早く、確実に」手にしていただくにはゆうパックが最適であることに変わりはありません。お買い上げいただいた商品は、お店の商品であると同時に、購入した方の大切な所有物です。どのような手段で手元に取り寄せるのがベストかを今一度ご検討いただけると幸いです。
一番はお客様に満足していただくことを考えています。PUKUBOOK SUCCULENTSを利用して「残念」「がっかり」なんて思うことを1人でも減らしていくために、またいろいろと考えてサービスを向上させていこうと思います。