BLOG
2024/04/09 11:44
4月10日のリリースから、3つの「ライン」を新設します。それは「作り込み」に対するもの。「クオリティ」と言ってもいいかもしれませんがどちらかというと「自信」かもしれません。それぞれ「PREMIUM(完成株)」「STANDARD(標準)」「GROWTH(成長期待株)」の3ラインです。
※基準はあくまで「作り込み」で「レアリティ」ではないので、むちゃくちゃレアでお高い品種でも「STANDARD」や「GROWTH」ということももちろんあります。
以下に基準と見本を並べてみます。
■ PREMIUM(完成株)とは?
PREMIUMラインは、STANDARDラインからさらに半年~1年以上かけて作り込んだ「完成株」です。パウダーのある品種は粉ハゲなく白く輝き、群生株はもりもりと群生し、過度なストレスではなく健康的な環境下で無理なく発色している美しい紅葉といった、その品種が本来備えている魅力を最大限に引き出したようなコ。……と言えるとカッコいいとは思いますが、どちらかというとその基準は「PUKUBOOKに、図鑑としての見本写真として使用するのに恥ずかしくない出来」と言うほうが正解に近いかもしれません。
■ STANDARD(標準)とは?
STANDARDラインの植物は、一般的な園芸店で「苗」として販売されている状態を目指したものです。サイズは2~3号の、そのキャラクタを感じるのに十分なサイズ。カット苗で入手したものもしっかりと発根させて水を吸い、よれた葉っぱがなく健康的な状態。となると多くの品種が紅葉が冷めて明るいグリーンになっていますが、それが本来の健康的な姿なんです。
■ GROWTH(成長期待株)とは?
GROWTHラインは、これからの成長が大いに期待される若い苗たちです。正直、現時点での見栄えはご容赦ください。葉っぱのよれ、痛み、健康的ではない色付きで、SNS映えもしません。新品種では今後どのような姿に成長するかの保証もできません。このカテゴリーの植物は、少しのお世話で劇的にその見栄えを変えていくので、植物管理の醍醐味の1つである「成長の過程」を最大限に楽しむためのものと考えていただければと思います。
今までもなんとなく区別していましたが、これからは3タイプを明確に分けて、価格も(認めていただける範囲内で)差をつけていこうと思います。もともと「完成株」的なものって、結局は「その場限り、今だけの美しさ」であることが多くて、それよりもイチから作り込んでいく「成長期待株」のようなものにより重きを置いていたということもあります。ただ最近は自宅の環境を整えて、それなりに「良い姿」になった完成株を作れるようになってきたので、その完成株の良さをちゃんとアピールしたほうが良いかなーと舵取りしようと思い至ったわけです。
もちろんまたいろいろな反響をいただきながら試行錯誤していこうと思います。
#ちなみにこの3つの名称は、もちろんアレから拝借させていただいています。アレと植物は良く似ているっていう記事(https://pukubook.jp/column/additional-purchase)を書いたばかりですしね★